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【必見】シロアリ駆除で失敗してしまうケースとは?失敗事例10選
- シロアリ駆除の豆知識
- 2019.04.29
「ネットで安くシロアリ駆除をしてもらえる業者に依頼したら仕事が雑だった」
「5年間の保証がついているにもかかわらず、何も対応してくれなかった」
実は、シロアリ駆除の依頼の際に、依頼する業者の判断を誤ると上記のような失敗をしてしまうケースが存在します。
ここでは、シロアリ駆除を依頼する際に、どのような事に注意をすれば失敗せずに済むのか、失敗ケースをもとにご紹介させて頂きます。
ここ最近では、安い値段だけを武器にし、工事自体は下請け業者に任せるといったネット集客に力を入れている会社も増えています。
もちろん、このような会社にも優良会社はたくさんあるものの、中には下請け業者の質が担保されておらず、いざ工事を施工してもらったら期待外れだったということも。
そのようなシロアリ駆除における失敗を防ぐ方法もお届けします。
目次
- 1 シロアリ駆除で失敗してしまうケースとは?
- 1.1 ネットで一番安いシロアリ駆除業者に依頼したら仕事が雑だった
- 1.2 施工後すぐにシロアリが発生したので再施工を依頼すると拒否された
- 1.3 アフターサービスを意識せずに選んだら工事施工後の対応がひどかった
- 1.4 自立換気型の住宅なのにシロアリ駆除業者に床下薬剤散布をされてしまった
- 1.5 必要性のない工事を無理やり施工された
- 1.6 床下の無料点検をすると契約を迫られた
- 1.7 外基礎断熱工法の建物なのに外部から侵入対策をしていなかった
- 1.8 シロアリ駆除用の薬剤の種類を誤り匂いがきつくなってしまった
- 1.9 保証期間中なのに再施工してくれなかった
- 1.10 依頼した業者が日本しろあり対策協会に加盟していなかった
- 2 失敗しないシロアリ駆除業者の選び方はこちら!
- 3 シロアリ駆除費用相場について
- 4 まとめ
シロアリ駆除で失敗してしまうケースとは?
一口にシロアリ駆除業者と言っても、「株式会社ダスキン」や「株式会社カインズ」、「全国農業協同組合連合会(JA)」などの大手メーカーから、インターネットを利用して集客を行い、工事自体は自社で行わず提携する下請け企業に発注するマッチングサービスを提供する会社。
さらには、地元のシロアリ事情を知り尽くした独立系のシロアリ駆除業者などさまざまな会社が存在します。
それぞれにメリットやデメリットがありますので、まずは下記から特徴を確かめてください。
▼失敗しないシロアリ駆除業者の選び方についてはこちら!
その上で、どのような場合にシロアリ駆除で失敗をしてしまうのかみていきましょう。
ネットで一番安いシロアリ駆除業者に依頼したら仕事が雑だった
さきほどもお伝えしましたが、マッチングサービスといってインターネット上で集客を行い、自社でシロアリ駆除を行わずに提携する下請け業者がシロアリ駆除を行うケースも存在します。
このようなケースでは、多くの場合ホームページ上に「坪単価4,000円〜(1㎡あたり1,200円〜)」シロアリ駆除を行います。
などと格安な料金設定で掲載されているため、できる限り予算を低く抑えたい利用者にとっては魅力的です。
しかし、WEB上で集客を行う場合、1件あたりの成約を獲得するために5,000円以上の広告費をかけているため、現実的にこの価格でシロアリ駆除を行うことは困難でしょう。
つまり、もし格安な設定でシロアリ駆除ができる場合には、どこかにカラクリが隠されていると判断できます。
たとえば、「下請け業者の保証内容が薄い」、「高度な駆除技術を持ち合わせていない」、「サービス内容の多くがオプション設定である」などです。
また、マッチングサービスに加盟している下請け業者の中には、少人数経営でコンプライアンスも定まっていない会社も存在するため、利用にあたっては注意が必要でしょう。
施工後すぐにシロアリが発生したので再施工を依頼すると拒否された
シロアリ駆除業者に施工してもらい1年しか経過していないのに、再びシロアリ被害に遭ってしまったという失敗ケースも存在します。
そして、再びシロアリ被害に遭ったことを施工業者に伝えると、非常に嫌な顔をされ、再施工を拒否されたという事例も。
優良駆除業者であれば、このようなことは存在しないものの、マッチングサービスや格安シロアリ駆除業者に依頼すると、このようなことに遭遇する場合もあります。
ここで、同様の失敗に遭わないためのポイントとしては、ホームページで社歴や主な取引先を確かめるのも良い方法です。
たとえば、シロアリ駆除に豊富な実績を持っていると、そこに信頼が集まりますので、地元の有名企業との取引があったり、施工事例が詳しく掲載されている場合が多いです。
また、シロアリ駆除は優良企業とそうでない企業がはっきりと別れる業界ですので、社歴の長さも重要になります。
たとえば数十年以上の豊富な実績があり、多くの企業との取引があった方が、より信頼できますよね。
逆を言えば、会社概要ページを閲覧しても、どんな会社か曖昧である、取引先が明記されていないなど不透明な部分が多い場合は、要注意。
▼シロアリ駆除再施工の目安についてはこちら!
アフターサービスを意識せずに選んだら工事施工後の対応がひどかった
シロアリ駆除業者のほとんどが施工後のアフターサービスが備わっています。
多くの場合、薬剤散布の効力が薄れる5年を目処に、「1年ごとの定期点検」や「保証期間内の再施工無料」、「換気扇故障の無料交換」などのアフターサービスが存在します。
しかし、シロアリ駆除業者の中には、5年間保証と記載されてはいるものの、定期点検の有無が明確でなかったり、保証期間内のシロアリ駆除再施工について詳細な記載がない場合もあります。
このようなことから、シロアリ駆除業者に依頼する際は、アフター保証について事前に詳細を確認しておきましょう。
自立換気型の住宅なのにシロアリ駆除業者に床下薬剤散布をされてしまった
床下の空気をあえて室内へ取り込み循環する構造を導入している住宅があります。これらの構造のことを「自立換気型」と言いますが、こちらの場合にはシロアリ駆除にも注意が必要です。
というのも、シロアリ駆除は床下で作業を行い、万一シロアリによる被害が大きい場合には薬剤散布を施工します。
しかし、自立換気型の住宅の場合には、安易に床下に薬剤散布をしてしまうと、当然のことですが、薬剤が住宅内を循環してしまいます。
薬剤の中には、妊婦さんやお子様、ペットに悪影響を及ぼす種類もありますから、このようなことがあってはいけません。
シロアリ駆除に長けた業者であれば、当然このようなミスはありませんが、格安シロアリ駆除業者や実績が乏しい業者の場合には注意が必要です。
実績や経験が豊富な業者を選ぶことが何よりも重要ですね。
▼シロアリ駆除に使用される薬剤について!
必要性のない工事を無理やり施工された
続いてのシロアリ駆除の失敗ケースですが、頼んでもいないのに必要のないシロアリ工事を施工されたという場合です。
主に、悪質シロアリ業者に多い失敗ケースとなりますが、営業マンが高齢者宅を訪問し、「シロアリ点検の無料キャンペーンを実施しています」と言葉たくみに誘い出し、無料点検に持ち込みます。
そして、少し大げさに「シロアリによる被害が大きくシロアリ駆除が必要です」と迫るのです。
通常なら悪質業者だとすぐ認識できますが、工事を断っても玄関先に居座り、しつこい態度で迫ってくるため、つい契約を交わしてしまったという方が多いのです。
このようなケースの場合、実は「クーリング・オフ制度」を利用すれば、支払い済みの費用についても返金可能なのですが、動揺や焦りから為す術もないという方もおられます。
ぜひ、無理やり工事を施工されてしまった場合でも、一度冷静になり、「クーリング・オフ制度」や局番なしの「188」に電話をすると「消費者ホットライン」という窓口につながります。
一人で抱え込まずに専門機関に相談しましょう。
▼クーリング・オフの方法や相談機関について!
床下の無料点検をすると契約を迫られた
さきほどの失敗ケースと非常に近いのですが、悪質シロアリ業者に多い例として、高齢者宅に言葉たくみに無料点検を迫ります。
無料キャンペーンや、今なら定価の2割引など、無料点検に持ち込むためには手段を選ばずに、玄関先に強引に居座ることもあります。
過去には、無料点検から必要のない工事を施工され、何十万円も騙し取られてしまったというケースが存在します。
無料点検という甘い誘いに乗らずに、その会社がどんな会社なのか、シロアリ駆除の実績はあるのか、社歴は長いのかなど総合的に判断しましょう。
また、シロアリ駆除を行う場合でもその会社が悪質シロアリ業者である可能性を考え、複数社へ見積もりをお願いすることをおすすめします。
そうすることで、工事の平均的な予算が知れますし、悪質業者だと判別もつきますよね。
外基礎断熱工法の建物なのに外部から侵入対策をしていなかった
最近増えているシロアリ駆除の失敗ケースとして、外基礎断熱工法という基礎コンクリートの外側に断熱材の層をつくる工法を理解せずに、そこに生じた隙間に対策を講じることを忘れて、シロアリに侵入されてしまったという事例があります。
そもそも、こちらのケースも十分な実績と基本的な知識のあるシロアリ業者であれば、このような初歩的なミスはしません。
ぜひシロアリ駆除業者を選ぶ際は、適切な防除計画を立ててくれる実績のある業者を選定しましょう。
シロアリ駆除用の薬剤の種類を誤り匂いがきつくなってしまった
シロアリ駆除に使用する薬剤には、さまざまな種類がありますが、中でも天然系薬剤の方が安全だと思って頼んだら、かえって匂いがきつくなってしまったという失敗ケースがあります。
実はこれも落とし穴なのですが、天然だからといって安全ということではなく、シロアリ駆除に用いる薬剤は、天然だといえども毒性があります。
だからこそ、シロアリ駆除ができるわけです。また、化学合成の薬剤だからといって危険ということでもなく、人やペットに配慮された薬剤もあるのです。
このように、依頼主の希望に沿うだけでなく、薬剤の持つ成分について詳しく説明ができるシロアリ駆除業者でなければいけません。
通常、優良シロアリ駆除業者であれば、薬剤の選択を間違ってしまうということはありませんので、業者がどのような薬剤を使用しているのかもホームページ等で確認してみることをおすすめします。
保証期間中なのに再施工してくれなかった
シロアリ駆除では、駆除後5年間は保証期間としている事業者が多く、その保証期間中は、無料の定期点検や、換気扇の無料交換などを行っています。
しかし、保証期間中にもかかわらず再びシロアリが発生した場合、シロアリ業者に連絡をすると、シロアリ駆除の再施工を拒否されてしまったという悪質なケースが存在します。
もちろん、このような場合は悪質シロアリ業者の可能性が高いですが、保証期間中のサービス内容は事前に確認しておきましょう。
依頼した業者が日本しろあり対策協会に加盟していなかった
「公益社団法人 日本しろあり対策協会」とは、木造建造物のシロアリ被害および腐朽を防止する目的で、国土交通大臣の認可受けて設立した法人です。
日本しろあり対策協会では、「シロアリ防除講習」や「シロアリ防除施工士」の資格制度も実施しており大変信頼のおける法人となります。
こちらの法人の会員になっているシロアリ駆除業者は、どれも優良業者でありますので、シロアリ駆除の依頼の際は、日本しろあり対策協会に加盟しているかも選定基準にすると良いでしょう。
▼シロアリ悪質駆除業者に騙されないための被害事例はこちら!
失敗しないシロアリ駆除業者の選び方はこちら!
シロアリ駆除業者の選定を誤ってしまうと、「保証期間がついていなかった」や「シロアリ駆除をしたのに1年が経過した時点で再びシロアリが発生してしまった」などなんらかのトラブルに発展するケースが報告されています。
シロアリ駆除業者にも、大手メーカーやマッチングサービス、地元に特化した独立系業者と大きく分けて3種類存在しますので、ぜひ下記のページよりそれぞれの特徴を理解しておきましょう。
料金や対応の違いなど、特徴が異なりますので、確認してみて下さい。
▼失敗しないシロアリ駆除業者の選び方!
シロアリ駆除費用相場について
シロアリ駆除費用の相場について「一般社団法人 経済調査会」の統計を参考にすると、シロアリ工事費用は、坪あたり「10,725円(1㎡あたり3,250円)」としています。
最近では、インターネットで集客しているシロアリ事業者などの一部で極端に安い「坪4,000円〜(1㎡あたり1,200円〜)」としている業者も存在します。
しかし、このような極端に安い価格の場合には、複数の下請け業者に駆除を依頼している、また少人数経営で保証期間などの明記がないなど、サービスの質が保証されていない場合も多いです。
安いから依頼しようという考えではなく、サービスの質や保証内容の詳細など総合的に判断して選ぶようにしましょう。
▼シロアリ駆除の費用相場の詳細はこちら!
まとめ
残念ながらシロアリ駆除業者の中には、悪質業者も複数存在します。そのような業者に騙されないためにも、今回ご紹介したシロアリ駆除の失敗ケースを参考に、適切な選択をしてください。
また、悪質業者に騙されないためには、複数の業者から相見積もりを取得するのも良い方法です。
弊社は、シロアリ駆除に長年の実績があり、中間業者を一切挟まないため、お問い合わせから最短30分でお伺いすることが可能です。これは、全国に営業所を構えている弊社ならではといえます。
出張診断や相見積もりは全て無料でございますので、ぜひお気軽にお問い合わせください。