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シロアリを放置すると大変なことに!シロアリを放置するリスクについて
- シロアリ駆除の豆知識
- 2019.03.27
シロアリは、単なる虫ではありません。もし、その存在を確認して、そのうえで放置してしまえば、時には多大な損害となって後悔することも考えられます。そこで、シロアリを放置することのリスクについて解説します。
シロアリの性質
シロアリは、木材の柔らかい部分である「セルロース」という成分を好んで食べます。当然ながら、日本建築の基礎部分に使われている木材も、シロアリの鉱物であることは間違いありません。また、種類にもよりますがプラスチックやコンクリートにも食害を及ぼすものもいるようです。
木材を食べられることの弊害
シロアリが食べる木材は自然に存在するものも含まれますが、一部のシロアリ(日本に生息する20以上の中で4~5種類程度)は建物に害悪をもたらします。具体的には、建物の重要部分となる建材に食害を及ぼし、その耐久性を低下させてしまうのです。
これだけで建物が倒壊するということは、滅多にないようです。しかし、日本にお住いの人であればご存知でしょうが、日本は地震や台風などの自然災害に見舞われやすい地柄です。
ところで、かの阪神大震災の際、倒壊した建物の大半がシロアリの被害に遭っていたということをご存知でしょうか。そうです。シロアリに食べられてしまった建物は、特に地震発生時の倒壊リスクが高くなってしまうのです。
シロアリを自力で駆除できる?
放置するのは危険だとしても、シロアリを素人が駆除しようとすることも実は危険だと言わざるを得ないことをご存知でしょうか。
1つ目は「きちんと駆除できない可能性がある」ということです。シロアリは種類によって巣の場所や巣の規模、その性質などさまざまな点で異なる部分があります。日本ではヤマトシロアリとイエシロアリがシロアリ被害の大部分を占めていますが、この2種類ですら生態に大きな違いがあります。生態が異なるということは、適切な駆除方法も異なるということです。それを知らずに駆除しようとしても表面的な駆除しかできず、完全な駆除ができない可能性が高いです。
2つ目は「駆除作業中の怪我や薬剤による健康面でのリスク」です。シロアリは床下に生息していることが多く、自然と駆除作業は床下などの狭い空間になります。そんな場所で細かい作業をするわけですから、怪我したり、自力では床下から出られなくなるリスクも存在するのです。
また、昨今の駆除薬剤は安全性が高いとはいえ、お子さんや妊婦さんの健康面でのリスクは完全に払しょくできているわけではありません。駆除のプロは使用する薬剤のプロでもありますから、安全面に配慮したうえで薬剤を使用してもらえます。

天田 聡

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